特飲街で拾った鳥の雛を抱えて 雀荘のドアを合鍵で開けて 夜が明けるのを待ってる
マスターが朝の珈琲を淹れてくれる 壊れちまった鳩時計は定刻を知らせる 階下の牛丼屋の朝礼が始まる
僕はワイシャツにネクタイを通して 就職の面接に向かう 群衆を縫ってボードを蹴っていく
茶番劇の幕開けを袖で待つピエロみたいに 誰よりも無表情で
コネ入社のベビー・フェイスが長い長い列を作って 僕は全員に喉飴を配ったよ Ah Ah